【パターン別】お墓に関するトラブルと避けるためのポイントを解説

お墓への考え方や価値観が多様化している現代、お墓に関するトラブルが急速に増加しています。

また、終活ブームや墓じまいが大きな注目を集めていることもあり、悪徳業者による詐欺事件なども多発しているのです。

家族間や親族間でトラブルに発展しているケースも多く、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。

一言で「お墓のトラブル」といっても、さまざまなパターンがありますので、事前にしっかりと警戒しておく必要があります。

そこで本記事では、お墓のトラブルをパターン別に紹介し、トラブルを避けるための方法についても解説していきます。

「これからお墓を建てるので、どんなトラブルがあるのか知っておきたい」「トラブルに巻き込まれないよう、事前に対策したい」という方の参考になると幸いです。

目次

墓じまいや改葬に関するトラブル

お墓に関するトラブルで、まず気をつけたいのが「墓じまい」や「改葬」に関するものです。

親族間トラブルは、説明不足やコミュニケーション不足など、ちょっとしたすれ違いや勘違いによって引き起こされるケースが多くなります。

墓じまいの同意が得られない

近年話題となっている「墓じまい」で揉めることがあります。

高齢になってきたことで、お墓の管理が難しくなり、墓じまいを検討する人もいるでしょう。

しかし、家族や親族の中には、今まで通りの方法で供養を続けたいと考える人がいるのも事実です。お墓への思い入れが強い人がいることも忘れてはいけません。

また、墓じまいに対して、マイナスなイメージを抱いている方も。

反対意見がある場合には、皆が納得できる方法を見つけるまで、繰り返し話し合いを行うことが大切です。

墓じまいのトラブルに関しては、下記の記事で詳しく解説しています。

併せてチェックしてみてくださいね。

親族と費用負担で揉める

墓じまいや改葬には、さまざまなメリットがある一方で、まとまった費用がかかります。

墓じまいに必要となる費用は、おおよそ「30万円〜300万円」です。

新しい納骨先をどうするかによって大きく異なりますが、大きな出費となるため費用について揉める可能性も。

墓じまいの費用の内訳や詳細は、下記の記事で紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

また、墓じまいの費用は少しでも安く抑えたいものですよね。

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新しい改葬先で意見が食い違う

改葬先の意見の食い違いも大きなトラブルの元です。

墓じまいの合意が取れて、安心したのも束の間。改葬先にも、さまざまな選択肢があるため、皆が納得する方法を見つけるまでに時間がかかるかもしれません。

改葬先によって費用が異なるのはもちろん、供養方法も違ってきます。

また、立地条件なども併せて考慮すると、全員の意見を一致させることは非常に難しいのが現状です。

寺院や霊園とのトラブル

続いて、寺院や霊園に関するトラブルについて確認していきましょう。

高額な離檀料の請求

檀家に入っていた場合には、高額な離檀料を請求される恐れがあります。

これは、改葬を行う際に、今までお世話になった住職に「離檀料」を支払うのが一般的。相場は、地域や関係性によって異なりますが、おおよそ「5万円〜20万円」です。

しかし、檀家がいなくなることは、寺院にとっても死活問題となります。

高額な離檀料を請求して、改葬を認めないという態度を取られるケースも。

離檀料は「感謝の気持ち」を包むものであり、金額にルールはありません。トラブルに発展した場合には、民事訴訟なども視野に入れると良いでしょう。

無宗教詐欺

近年では、無宗教詐欺のトラブルも増加傾向にあります。

無宗教詐欺とは、お墓を立てる際に寺院または霊園側が「どんな宗教・宗派でも受け入れ可能」と謳っていても、実際にお墓を建てると「檀家になることが条件」などと強制されるのです。

これは、寺院墓地によって発生している詐欺で、檀家になるための費用を請求されます。檀家になるための費用は、数万円から数十万円とさまざま。

背景には、墓じまいによる離檀が加速していることが挙げられるでしょう。

寺院墓地で「無宗教墓地」を謳っている場合は、注意が必要です。

石材店が指定される

希望の寺院や墓地を見つけて、いざお墓を建てる際に、突然石材店を指定されるケースもあります。

これは「指定石材店」と呼ばれており、自分が希望する石材店を選ぶことができません。

さまざまな石材店があり、選択する業者によって、選べる墓石の種類やデザイン・費用が大きく異なります。

寺院や霊園を選定したときには、契約時に「石材店を自由に選べるかどうか」について確認しておくとトラブルに発展することもありません。

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永代供養や合祀墓に関するトラブル

永代供養や合祀墓に関するトラブルについても確認しておきましょう。

契約期間の誤解

近年主流となっている「永代供養」は、遺族に代わって寺院や霊園が管理・供養を行ってくれるものです。

深刻な高齢化社会の加速に伴い、永代供養を選択する人が増えています。

しかし「契約期間」について誤解している方も多く、トラブルに発展するケースも。

例えば「樹木葬」で「夫婦墓」を選択した場合。

夫婦2人でお墓に納骨されますが、一定期間が過ぎると「合祀墓」へ移されることとなります。

合祀墓へ移されると、他の方のご遺骨と混ざり合ってしまうため、2度と取り出すことはできません。

個別墓の永代供養も同様で、一定の期間が過ぎると、合祀墓に移されます。

この「一定期間」は、選択するプランや霊園によって異なりますので、事前にしっかりと確認することが大切です。

契約期間を誤解してしまうと、気づいたときには「合祀墓」へ移されていることもあり、改葬できなくなりますので気をつけましょう。

施設が閉鎖してしまうこともある

施設が閉鎖してしまうトラブルにも注意が必要です。

後継者がいない方や、お墓の管理が困難になった方などに選ばれている永代供養。

しかし、万が一の事態を想定しておかなければなりません。それが「施設の閉鎖」です。

施設が閉鎖に追い込まれる理由はさまざまですが、主に「利用者の減少」や「自然災害によるもの」「宗教団体の解散」などが挙げられます。

閉鎖された場合には、ご遺骨の移転が必要になり、予想外の費用を負担したり改葬先が決まらなかったりすることもあるため気をつけましょう。

お墓に関するトラブルを避けるためには?

お墓に関するトラブルを避けるために、最も重要となるポイントは「話し合い」です。

家族や親族間での話し合いや情報共有はもちろんですが、寺院や霊園・石材店とのコミュニケーションも意識しましょう。

トラブルのきっかけは、些細なことも多く「聞いていなかった」「報告がなかった」など、意思疎通ができていないケースが多いものです。

密にコミュニケーションを取ることで、多くのトラブルは回避できます。

また、費用に関するトラブルは、契約内容を十分に確認したり複数の業者に見積もりを取ることで軽減できるはずです。

どうしても解決できないトラブルに発展してしまった際には、専門家への相談を検討しましょう。

まとめ|お墓のトラブルは深刻になる前にしっかり対応しよう

本記事では、ケース別のお墓のトラブルやトラブルを避けるためのポイントについて詳しく解説してきました。

一言で「お墓のトラブル」といっても、墓じまいや改葬・寺院トラブルや永代供養などさまざまなものがありましたね。

親族間トラブルに発展してしまうと、大きな溝ができてしまったり絶縁状態になってしまったりするケースも。

多くの場合は、しっかりと話し合いを行うことで回避できますので、皆の意見を十分に考慮して進めていきましょう。

家族や親族がお墓のことでトラブルになってしまうと、ご先祖様も悲しむはずです。それぞれが、故人を偲ぶ気持ちを持っているということを忘れずに、選択肢を増やして考えてみましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。

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