大切なご家族や親しい方が老人ホームに入居した場合、面会のルールが気になるところですよね。
老人ホームでは、施設ごとにさまざまなルールが設けられています。
面会時間や頻度、外出はOKなのか?など、事前に確認しておきたいことも多いはず。
また、面会する際の注意点についても知っておくと安心です。
そこで本記事では、老人ホームの面会におけるルール・マナーや注意点について詳しく解説していきます。
「あまり頻繁に顔を見に行くのはNG?」「手土産は持って行くべき?」といった悩みをお持ちの方の参考になると幸いです。
老人ホームの面会は制限されていないことが一般的
まず、老人ホームは病院ではありませんので、基本的に制限が設けられていないのが一般的です。
もちろん、感染症などによって制限されてしまう場合もありますが、そうでなければいつでも面会が可能になっています。
ただし、施設ごとに「面会時間」は異なるため、必ず時間内に面会するようにしましょう。
また、外出や外泊についても、基本的には自由となっています。
もちろん、事前に「外出」や「外泊」の許可をもらうことが前提です。遅くとも1〜2日前までには、施設側に申請するようにしましょう。
「いつでも面会に行けるよう、自宅から近い老人ホームに空室はある?」「希望する条件に合った施設は、どうやって見つけるの?」
このような疑問をお持ちの方も多いかもしれません。
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老人ホームの面会のルール・マナーとは?
老人ホームに入居しているご家族や親しい方に会いに行く際には、ルールやマナーを守ることが大切です。
一般的なルールやマナーについて、確認していきましょう。
- 面会前の事前予約
- 訪問時は感染症対策を徹底する
- 手土産について
順番に解説していきます。
面会前の事前予約
老人ホームでは、面会に制限が設けられていないことが一般的です。
しかし、入居者は施設内でスケジュールが組まれています。入浴時間や食事時間・レクリエーションを行っている可能性も。
また、セキュリティや防犯上の観点からも、施設に事前確認することが大切です。
予約が必要のない施設もありますが、あらかじめ、問い合わせておくと良いでしょう。
訪問時は感染症対策を徹底する
老人ホームに面会に行く際には、感染症対策に配慮しなければなりません。
面会の前にはご自宅で検温をし、少しでも体調がすぐれない場合は、面会を見送るのがマナーです。
老人ホームには、健康面で不安を抱えている方が大勢入居しており、施設側も細心の注意を払っています。
また、施設内では「アルコール消毒」や「手洗い」を徹底し、必ずマスクを着用するようにしましょう。
手土産について
お世話になっている施設の方へ、手土産を持って行くべきなのか悩んでしまう方も多いはずです。
基本的に、施設のスタッフや他の入居者の方への手土産は必要ありません。中には「手土産を受け取らない」というルールを設けている施設もあります。
「いつも家族がお世話になっているので、感謝の気持ちを伝えたい」という場合には、挨拶の際などに、言葉で伝えるようにしましょう。
また、他の入居者の方に手土産を持って行くのもおすすめできません。
入居者の中には、持病を抱えている方も多く、食事に制限がある可能性も。
手土産は、ご家族の分だけに留めておきましょう。
老人ホームの面会時間や頻度
施設ごとに、1日のスケジュールが異なるため、事前に生活リズムを把握しておくことがポイントです。
「滞在時間はどのくらい?」「1ヶ月に何回くらい面会に行くのが良いのだろう?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
まず、施設ごとに面会可能な時間はさまざまですが、一般的には「9:00〜18:00(19:00)」となっています。多くの施設では、滞在時間も制限されていません。
しかし「レクリエーション」や「外出のイベント」が企画されている可能性も十分に考えられますので、あらかじめ施設に問い合わせてから訪問するのがおすすめです。
面会の頻度については、無理がないよう、それぞれのご家庭のペースで問題ありません。
頻繁に様子を確認しに行きたくても、お仕事の都合やご自宅からの距離などによって、難しいというケースも。
また、それぞれのご家庭によって、面会の目的も異なります。
「1週間〜2週間に1度」程度の面会が一般的ですが、無理のない範囲で行うようにしましょう。
老人ホームにおける面会のポイント
ここからは、老人ホームに面会に行く際に、注意しておきたいポイントについて解説していきます。
- スタッフに、普段の様子を確認する
- もし「家に帰りたい」と言われてしまった場合
- イベントが開催される日に面会に行くのもおすすめ
ひとつずつ確認していきましょう。
スタッフに普段の様子を確認する
面会に行ったときには、施設スタッフにご家族の普段の様子を聞いてみるようにしましょう。
大切なご家族が、施設内でどのような生活を送っているのか気になるところですよね。
しかし、施設には大勢のスタッフが勤務しているため、できれば「担当スタッフ」に話を聞くのがおすすめ。
どんなことに興味があるのか?食事は残さず食べているのか?など細かい点まで把握してくれているはずです。
そのためには、担当スタッフのスケジュールについても、事前に確認しておくと良いでしょう。
もし「家に帰りたい」と言われてしまった場合
注意点の2つ目は、面会に行った際に「家に帰りたい」と言われてしまった場合です。
会いに行くことで、余計に寂しい思いをさせてしまうのでは?と悩んでしまう人もいるでしょう。
ご自身が納得して入居した場合でも、いざ老人ホームで暮らしてみると「自宅に戻りたい」という気持ちが芽生えることは少なくありません。
特に、入居当初や認知症患者の方に多く見られます。
突然の環境変化にうまく対応できないことや、自分の置かれている状況がわからないなど、理由はさまざま。
ご家族にできることは、入居者の気持ちを否定することなく、受け入れてあげることです。
不安な気持ちから「帰りたい」と思っている場合もありますので、安心して暮らせる環境を整えてあげることがポイントになるでしょう。
イベントが開催される日に面会に行くのもおすすめ
イベントやレクリエーションが開催されている日に、面会に行くのもおすすめです。
多くの老人ホームでは、クリスマス会やお誕生日会・ひな祭りや豆まきなど、さまざまなイベントが開催されます。
施設内で、どのように過ごしているのか確認したい場合には、イベントが開催されている日に面会に行くと良いでしょう。
他の入居者たちとどのように関わっているのか?施設内でのイベントを楽しめているのか?などがわかるため、家族にとっての安心材料にもなるはずです。
まとめ|老人ホームの面会は比較的自由となっている
本記事では、老人ホームの面会は制限されているのか?面会時のルールやマナー、面会時間や頻度について詳しく解説してきました。
多くの老人ホームでは、面会は制限されておらず、外出や外泊も比較的自由にできることがわかりましたね。
ただし、それぞれの施設によって独自のルールが設けられていることもあります。まずは事前に、問い合わせてみるのがおすすめ。
また手土産に関しては、他の入居者はもちろん、施設スタッフにも不要です。
日頃の感謝を伝えたい場合には、挨拶の際などに、言葉で伝えるようにしましょう。
入居者にとって、ご家族と会える面会の時間はかけがえのないものです。
無理のない範囲で、定期的な面会を心がけ、ご家族の絆を大切にしてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。