【老人ホームの選び方】7つのポイント!施設の種類を一覧表で紹介

老人ホーム 選び方 一覧表

「自宅で生活を送ることに不安が出てきた」

「子どもたちには迷惑をかけたくないので、老人ホームを探している」

いざという時に備えて、老人ホームの検討を始める方も多いですよね。

しかし、一言で「老人ホーム」といっても、その種類はさまざま。老人ホームの選び方に悩んでいる方も少なくないでしょう。

老人ホームは「公的施設」と「民間施設」が運営しているものに分類され、それぞれ入居条件や費用が大きく異なります。

選び方で失敗しないためには、受けられるサポートや施設内での生活・特徴を理解しておくことが大切です。

そこで本記事では、老人ホームの種類や選び方、それぞれの特徴について詳しく解説していきます。

「老人ホームの選び方で失敗したくない」「注意すべきポイントを把握しておきたい」という方の参考になると幸いです。

目次

老人ホームの種類

老人ホームを選ぶ前に、老人ホームの種類について理解しておく必要があります。

希望している施設への入居条件を満たしていない可能性もありますし、費用が予算をオーバーしている場合もあるため、事前にしっかりとチェックしておくことが大切です。

老人ホームは大きく分けて、下記の8種類に分けられます。

【老人ホームの種類を一覧表で比較】

スクロールできます
運営種別入居一時金の相場月額利用料の相場入居条件特徴
民間施設介護付き有料老人ホーム0円~数千万15万円~35万円要介護1~介護スタッフが24時間常駐
手厚いサポートを受けられる
住宅型有料老人ホーム0円~数百万円10万円~30万円自立~施設内はバリアフリー
レクリエーションやイベントが豊富
サービス付き高齢者向け住宅0円~30万円10万円~25万円自立~バリアフリー仕様
60歳以上
グループホーム0円~16万円12万円~18万円要支援2~9人以下のグループで共同生活を送る
認知症を発症している方が対象
公的施設特別養護老人ホーム0円7万円~15万円要介護3~費用が安い
入居条件が厳しい
介護老人保健施設0円9万円~20万円要介護1~在宅復帰を目標とする施設
入所期間は原則3ヵ月
ケアハウス0円~30万円8万円~20万円自立~自立型・介護型の2種類
生活の自由度が高い
介護療養型医療施設0円8万円~15万円要介護1~手厚い医療サービス
入居条件が厳しい

上記の表からもわかるように、入居一時金はもちろん、月額利用料の相場も施設によって大きく異なります。

また、入居条件や特徴もさまざまです。

それぞれの施設の詳細は、下記のリンクから確認することができますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

失敗しない老人ホームの選び方「7つのポイント」

ここからは、老人ホームの選び方で、失敗しないための7つのポイントについて確認していきましょう。

失敗しない老人ホームの選び方7選
  • 老人ホームの種類
  • 費用
  • 立地
  • 入居・退去の条件
  • 受けられる介護・医療サービス
  • スタッフの対応
  • 施設の雰囲気

ひとつずつ解説していきます。

老人ホームの種類

まず第一に、老人ホームの種類について確認しましょう。

老人ホームは上記の表で解説した通り、大きく分けて8つに分類されています。

「どのようなサポートを受けたいのか」「夫婦で入居できる施設なのか」など、自分の希望に沿った施設を選択することが大切です。

また、民間施設と公的施設・自立型と介護型などに分類されているため、事前にそれぞれの特徴を確認しましょう。

費用

失敗しない選び方のポイント2つ目は、入居に必要となる費用です。

上記の表を確認するとわかるように、民間施設と比較して、公的施設の方が費用を抑えることができます。

また、月々の支払いだけでなく「入居一時金」にも注意しなければなりません。

例えば、介護付き有料老人ホームの場合、入居一時金(初期費用)が数千万円という施設もあります。

老人ホームを検討する際に「できるだけ費用を抑えたい」と考えている方は、公的施設が運営しているものを選ぶのが良いでしょう。

ただし、公的施設が運営しているものは、人気が高いため「順番待ち」となってしまう可能性が高くなります。

中には「3年待ち」という施設も。

いざ入居したいというときに、何年も順番待ちをしなければならないケースも珍しくないため、早めの準備が必要です。

立地

失敗しない老人ホームの選び方、3つ目のポイントは「立地条件」です。

入居時には、介護が必要ない場合でも、入居後に症状が進行する可能性もゼロではありません。

ご家族の住んでいる地域から遠い施設の場合、面会の度に大きな負担となってしまいます。

入居者本人の希望も大切ですが、万が一のことがあったときに、ご家族がいつでもすぐに駆け付けられる場所だと安心です。

また、距離だけではなく、アクセスのしやすさも考慮するようにしましょう。

入居・退去の条件

入居条件や退去条件も、老人ホーム選びに欠かせないポイントのひとつです。

そもそも入居条件に関しては、希望する施設が決まっている場合でも、条件を満たしていない可能性もあります。

施設の種類ごとの一般的な入居条件は、上記の表で確認できますが、中には「特例」や「例外」が認められていることも。

事前に、希望する施設の入居条件に該当しているかどうか、問い合わせてみるのがおすすめです。

また、退去条件も非常に重要な要素となります。

入居後に、介護度が上がったり、認知症の症状が進行したりすることも少なくありません。

施設によっては、退去を求められる可能性も。

その場合、新たな施設を探すことはもちろん、まとまった初期費用を準備しなければならないケースもあります。

介護度が上がっても、退去の必要がない施設を選んでおくと安心です。

受けられる介護・医療サービス

介護サービスや医療サービスが手厚い施設を選択することも、失敗しない選び方のひとつです。

見極める基準として、スタッフの数を確認しておくと良いでしょう。

スタッフの数が多ければ、それだけしっかりと介護を受けられる環境が整っているといえます。

また、緊急時にはどのような対応をしてもらえるのか?健康診断や訪問診療は充実しているか?なども、しっかりと確認しておきましょう。

スタッフの対応

入居者の住み心地を左右するのが「スタッフの対応」です。

感じが良く、親切・丁寧な対応をしてくれるスタッフが居るだけで、安心感も増すでしょう。

その一方で、スタッフの数は十分でも、対応が雑だったり連携が不十分だったりすると一気に不安になってしまいます。

大切なご家族を任せられる施設かどうかは、スタッフの質を見極めることが大切です。

施設の雰囲気

老人ホームを選ぶときには、施設の雰囲気を確認することが重要です。

「レクリエーションは盛んに行われているのか?」「他の入居者たちは、楽しそうに生活しているか?」など、チェックしておきたいポイントはいくつかあります。

また、男女比も確認しておくのがおすすめ。

例えば男性が入居者の場合、女性ばかりの施設だと、話し相手が見つけられない可能性もあります。

一般的には、どの施設も女性の方が多くなっていますが、あまりにも男性が少ない施設だと「過ごしづらい」と感じてしまうかもしれません。

施設の雰囲気を見極めるためには、食事の時間に皆が集まっている様子をチェックしてみると良いでしょう。

まとめ|老人ホームを選ぶときには各施設の特徴をチェックしよう

本記事では、老人ホームの種類「一覧表」や、失敗しないための選び方を7つのポイントから解説してきました。

一言で「老人ホーム」といっても、大きく分けて8種類あり、それぞれ入居条件や費用・特徴が異なることがわかりましたね。

また老人ホームは、公的施設と民間施設が運営しているタイプに分かれています。

公的施設が運営しているタイプを選ぶことで、比較的費用を抑えることができるでしょう。

希望する施設が決まった際には、施設の雰囲気や入居者の様子・立地の確認のためにも、何度か足を運んでみることがおすすめです。

老人ホームの選び方に失敗しないためにも1つに絞るのではなく、いくつか候補を決めて、比較検討するようにしましょう。

きっと満足できる施設が見つかるはずです!

最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。

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