近年、大きな話題を集めているのが樹木葬。
人気が高まっていることで、樹木葬ができる場所も増えてきました。
しかし「一般的なお墓よりも費用が安いから」「多くの人が支持している供養方法だから安心」など安易に決めてしまうと、大きなトラブルへと発展してしまう可能性もあります。
「樹木葬にもトラブルってあるの?」「トラブル回避の対策は?」といったお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、樹木葬で起こり得る7つのトラブルや対策について詳しく解説していきます。
「墓じまいをして、樹木葬を検討している」「樹木葬では、費用面でトラブルが多いって本当?」という方の参考になると幸いです。
樹木葬で起こり得るトラブル7選
ここからは、樹木葬でよくあるトラブルについて紹介していきます。
樹木葬で起こり得るトラブルは、下記の7つです。
- 思ったよりも費用が高くなった
- 想像以上にアクセスが不便だった
- 遺骨が手元に戻らないことに後悔した
- 納骨できる人数に制限がある
- 献花や線香を上げられないことも
- 合祀墓までの期間が短い
- 親族や家族と揉めるケースもある
ひとつずつ確認していきましょう。
思ったよりも費用が高くなった
一般的なお墓と比較すると、費用を抑えられるというメリットもある樹木葬。
しかし、実際に契約してみると、予想していた金額を遥かに上回ってしまったというケースも少なくありません。
合祀墓であれば、大幅に費用を削減できる可能性も高くなりますが、個別埋葬を希望したり埋葬する人数が多かったりすると高額になる場合も。
また、駅からアクセスしやすい立地だと、人気があるため費用が高くなるかもしれません。
一言で「樹木葬」といっても、種類やプランはさまざまですので、事前に料金の確認を行うようにしましょう。
樹木葬の費用については、下記の記事で詳細を解説しています。気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
想像以上にアクセスが不便だった
「自然豊かな場所に還りたい」「費用を最小限に抑えたい」という想いから樹木葬の場所を決めた際には、想像以上にアクセスが不便ということもあります。
特に「里山型」などの山奥にある場合には、季節や天気によって、お墓まで辿り着けないことも。
また、自宅からの距離が遠すぎると、お墓参りが億劫になってしまい精神的にも肉体的にも負担になってしまいます。
年々、歳を重ねていくこととなりますので、身体が思うように動かなくなる可能性も考慮する必要があるでしょう。
アクセスが不便な場所だと「お墓の放置」にもつながってしまいます。
遺骨が手元に戻らないことを後悔した
樹木葬のトラブル3つ目は、遺骨が手元に戻らないことを後悔するケースもあるということです。
合祀型のお墓の場合、他の方のご遺骨と混ざり合った状態で埋葬されることとなるため、二度と手元に遺骨が戻ってくることはありません。
個別型の場合でも、一定期間が経過した後は(業者やプランによって年数は異なる)合祀墓に移動されます。
「やっぱり納骨堂に移したい」「お墓を建てたい」などの願いが叶わなくなってしまいます。
樹木葬の中には、骨壷に入れた状態で埋葬できるプランを展開しているケースもあるため、事前にしっかりと確認しましょう。
納骨できる人数に制限がある
一般的なお墓と異なり、樹木葬は「少人数」に特化したお墓です。
「家族全員で同じお墓に入りたい」「身内であれば、同じお墓に入るのは当然」と考えている場合には、人数制限でトラブルになる可能性も。
樹木葬は「1人」または「夫婦2人」で入ることが多く(ペットも可能な場合有り)、多くても「4人〜5人」までに制限されています。
昔ながらのお墓をイメージしている際には、人数制限によって揉めてしまうこともありますので、事前にチェックしておきましょう。
献花や線香を上げられないことも
樹木葬で起こり得るトラブル5つ目は、お花を供えることやお線香を上げることを禁止されている場合がある点です。
特に、多くの自然に囲まれている樹木葬では、火の取り扱いを固く禁止しているところもありますので注意しなければなりません。
「お墓参りなのに、お花も供えられないしお線香も上げられない」という気持ちになってしまうこともあるでしょう。
合祀墓までの期間が短い
個別型の樹木葬を選んでも、一定期間が過ぎると「合祀墓」に移されることが多くなります。
一般的なお墓の場合、他の人の遺骨と一緒になるということはないため、違和感を覚える場合もあるでしょう。
「個人型を選択しても、最終的に合祀墓に移されるのは納得できない」と感じる方も多いかもしれません。
プランによって、合祀墓に移動するまでの期間を選べることもありますが、中には期間を選べないケースもありますので気をつけましょう。
親族や家族と揉めるケースもある
樹木葬で起こり得るトラブル、最後にご紹介するのは「親族や家族と揉めることもある」ということ。
多くの方に広まってきた「樹木葬」ですが、まだまだ一般的なお墓と比べると浸透していないのが現状です。
「親族皆で入ることができない」「利便性の悪い場所も多い」「二度と遺骨を取り出すことができない」など、受け入れられない場合も多いでしょう。
お墓に関する親族間トラブルは、しっかりと対応しなければ「絶縁」などにつながってしまう恐れもあります。
樹木葬でトラブルを防ぐための3つの対策
樹木葬でのトラブルを未然に回避するためには、いくつかの対策を練っておくことがポイントです。
- 高齢になったときのことも考えてアクセス面を重視する
- 実際に見学をして費用の内訳を把握する
- 家族や親族の理解を得られるまで話し合う
ひとつずつ見ていきましょう。
高齢になったときのことも考えてアクセス面を重視する
樹木葬の魅力はさまざまですが、その中のひとつに「費用の安さ」があります。
特に、埋葬方法を「合祀墓」にした場合や、樹木葬の種類を「里山型」にしたときには5万円前後で供養することが可能なケースも。
アクセスや利便性を重視すると、想定していた費用よりも高くなってしまうかもしれません。
しかし年齢を重ねるごとに、お墓が遠いと気軽にお参りに行けなくなってしまいます。
特に、交通の便が悪い場所や山道を歩かなければならない場所の場合、お墓参りに行くことが難しくなるでしょう。
費用の面ばかりに目を向けず、先々のことを考えた上で、アクセス面を重視するのがおすすめです。
アクセス抜群で明るい雰囲気の樹木葬を希望している方は「アンカレッジ」をチェックしてみてはいかがでしょうか。
明るくスタイリッシュな雰囲気で、墓じまいも不要!
花と緑に囲まれたガーデニングタイプの樹木葬で、明るく開放的。利便性も抜群の好立地です!
ゆとりのある「個別区画」ですので、お花やお線香を備えられるのが嬉しいですね。
気になった方は、見学予約も可能です。お電話やインターネットからも資料請求や相談を受け付けていますので、ぜひチェックしてみてください。
\アクセス抜群!ガーデニングタイプの樹木葬/
実際に見学して費用の内訳を把握する
パンフレットやインターネットを確認しても、実際に見学してみなければわからないことも多いはずです。
実際に足を運んでみることで、雰囲気や利便性はもちろんですが、細かい費用なども直接確認することができます。
例えば、オプションにかかる料金や合祀墓に移される期間なども詳しく聞くことができるでしょう。
また、他の方のお墓を実際に見ることで、自分が理想としているイメージに近いのか感じることができるはずです。
家族や親族の理解を得られるまで話し合う
樹木葬を検討した際には、まず家族や親族に話してみることが大切です。
最初は反対されることもあるかもしれませんが、話し合いを重ねることで、樹木葬の良さを理解してもらえる可能性も高くなります。
「樹木葬について理解できていない」「どのような埋葬方法なのかわからない」という理由から、納得してもらえないというケースも多いものです。
不安点や疑問点をひとつずつ解消していけば、家族や親族からの理解も得られるでしょう。
まとめ|樹木葬のトラブルは事前の準備で回避しよう
本記事では、樹木葬で起こり得るトラブル7選やトラブルを防ぐための対策について詳しく解説してきました。
さまざまなトラブルについて確認してきましたが、どれも事前にしっかりと対策しておくことで回避できることがわかりましたね。
失敗を防ぐためにも、いくつかの樹木葬を見学し、費用や利便性・サービスの面から比較検討してみることが大切です。
今回紹介したトラブルに注意して、自分の理想やイメージに合った方法を見つけてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。