家族の一員である大切なペット。
天国に旅立ってしまい、供養方法に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
現代では、ペットを飼っているご家庭も非常に増えているため、ペットの供養方法にも様々な選択肢があります。
愛するペットを納得のいくカタチで見送るためには、どのような方法を選べば良いのでしょう。
「手元に遺骨を残しておきたい」「ペットと同じお墓に入りたい」など、人それぞれ想いは異なるはずです。
そこで本記事では、ペットの供養とはどのようなものなのか、供養方法や費用などについて詳しく解説していきます。
「1番納得できるカタチで、愛するペットの供養を行いたい」「ペットと同じお墓に入る方法を知りたい」とお悩みの方の参考になると幸いです。
そもそもペット供養とは?
ペット供養とは、大切なペットが亡くなった際に、お見送りをすることを指しています。
天国へと旅立ったペットを火葬して、遺骨を納骨するまでが「ペット供養」です。
ただし、ペットを供養する方法にルールはなく、義務付けられていることもありません。
現代では、家族の一員であるペットも、人間と同じような方法で供養することが可能です。
ペットが安らかに眠れるように最善の方法で送り出してあげましょう。
ペットの供養方法8選
ペットの供養方法 | 費用相場 | 特徴 |
---|---|---|
自宅の敷地内に埋める | 0円(墓石などのシンボルを建てる場合は30,000円~) | すべて自分でできる 引っ越しの際に対応する必要がある |
手元供養 | 0円(ペンダントなどのアクセサリー代は10,000円~) | いつでも近くに感じられる 他の埋葬方法に変更できる |
ペットと飼い主(人)が 一緒に入れるお墓 | 1,500,000円~3,000,000円 | 永代供養が付いていることも 費用が割高になる 年間管理費がかかる |
合同墓 | 10,000円~30,000円 | 永代供養が付いている 費用を抑えることができる |
ペット霊園(個別墓) | 300,000円~2,000,000円 | 個別に埋葬できる 自分で管理する必要がある |
納骨堂 | 5,000円~30,000円(合祀) 10,000円~300,000円(個別) | 室内なのでお参りしやすい 種類が豊富なので予算に合わせて選べる |
ペットと飼い主(人)が 一緒に入れる樹木葬 | 200,000円~1,500,000円 | 永代供養が付いているので安心 納骨する人数によっては高額になる場合も |
散骨 | 30,000円~200,000円 | 自然に還ることができる 遺骨は二度と取り戻せない |
ここからは、ペットの供養方法を8つ紹介していきます。
どの方法で見送ってあげるのが良いのか?遺骨は手元に残しておきたいのか?など、先を見据えて考えてみると良いでしょう。
- 自宅の敷地内に埋める
- 手元供養
- ペットと飼い主(人)が一緒に入れるお墓
- 合同墓
- ペット霊園(個別墓)
- 納骨堂
- ペットと飼い主(人)が一緒に入れる樹木葬
- 散骨
順番に確認していきましょう。
自宅の敷地内に埋める
ペットの供養の仕方の1つ目は、自宅の敷地内に埋める方法です。
自宅の庭先に、火葬された遺骨を埋めるケースが多くなっています。
自宅の庭に埋葬する際の注意点は、近隣住民からの苦情や災害時でも問題ないか、野良犬などの野生動物に掘り返される恐れはないかなど。
特に、火葬せずに亡くなったままの状態で埋めてしまうと、上記のようなトラブルにつながってしまいます。
自宅の庭に埋めるメリットは、費用を最小限に抑えることができる点や、いつでもお参りができることです。
遺骨を埋めるだけであれば費用は必要ありません。
しかし、一般的にはペット用の小さな墓石やプレートなどをシンボルとして置くケースが多くなっています。
ペット用の墓石やプレートは3万円前後で購入できるでしょう。
手元供養
ペットの供養方法2つ目は「手元供養」です。
火葬した遺骨を骨壺に入れたまま自宅で保管したり、ペンダントなどのアクセサリーにして身に付けたりします。
近年では、もっとも多くの方に選択されている人気のある供養方法です。
ペット専用の「仏壇」を用意して、毎日手を合わせることが可能。
費用もかからず、常に一緒に居られることも大きなメリットです。
その一方、身近に感じられるからこそ「ペットの死」を受け入れることができず、ペットロスが長引いてしまう可能性も。
また、自分たちが年老いた際に、供養ができなくなることも想像できます。
ただし手元供養の場合は、合同墓や納骨堂などの「永代供養」が付いている供養方法に、いつでも変更できる点も魅力です。
ペットと飼い主(人)が一緒に入れるお墓
ペットの供養方法3つ目は、ペットと人が一緒に入れるお墓です。
一般的なお墓を建てるときと同じ費用がかかるため、高額になってしまいますが、大切なペットと同じお墓に入りたいという方も多いはず。
そのため、近年では、ペットと一緒に入れるお墓が少しずつ増加しています。
ただし、まだ限られた霊園でしか実施されていないため、希望するお墓が見つからない可能性も。
費用相場は、150万円~300万円と幅広く、生前に申し込めるのも特徴のひとつです。
まとまった費用は必要になりますが、永代供養が付いているため安心できるでしょう。
合同墓
ペットの供養方法4つ目は、合同墓です。
合同墓は、永代供養も付いており、費用もリーズナブルに抑えることができるのがポイント。
無縁仏となってしまう心配もありません。
ただし、他のペットの遺骨と混ざり合った状態で埋葬されることとなるため「やっぱり手元供養にしたい」「いずれ、自分と同じお墓に移したい」という方には不向きです。
一度「合同墓」に埋葬してしまうと、二度と遺骨を取り戻せないことを頭に入れておきましょう。
ペット霊園(個別墓)
ペットの供養方法5つ目は、ペット霊園の個別墓です。
「自宅にお墓を建てるスペースがない」「人間と同じように供養したい」という方におすすめ。
人間と同じようなお墓を建てることとなりますので費用はかさみますが、ペットを何匹も飼っている場合は同じお墓に埋葬できる点や、自分が理想としているデザインのお墓にできることが大きな魅力です。
費用相場は30万円~200万円程度となっており、定期的に管理を行う必要があります。
また、ペット霊園には「共同墓地」もありますので、予算に合わせて選ぶようにしましょう。
納骨堂
ペットの供養方法6つ目は、納骨堂です。
ペット霊園や寺院などには、室内でお参りができる納骨堂があります。
費用相場は5,000円~30万円前後。
ペットだけで埋葬する「ペット納骨堂」はもちろん「合祀納骨堂」や「飼い主と一緒に入れる納骨堂」など、タイプもさまざまですので、予算や希望に合ったものを選択できるでしょう。
納骨堂のメリットは、季節や気候に左右されずにお参りできる点や永代供養が付いている施設が多いこと。
注意点は、施設によってお参りの時間帯が決められていたり、お供え物や線香を上げることが禁止されていたりする場合もあります。
ペットと飼い主が一緒に入れる樹木葬
ペットの供養方法7つ目は「樹木葬」です。
人間とペットが一緒に入れる樹木葬は、近年大きな注目を集めています。
費用相場は20万円~150万円程度となっており、納骨する人数によって金額が大きく異なりますので注意しなければなりません。
樹木葬は、永代供養が付いている施設が大半を占めていますので、無縁仏になる心配もありません。
ただし、一定の期間が経過した場合には「合祀墓」に移されることを覚えておきましょう。
樹木葬のメリットやデメリットについての詳細は、下記の記事でまとめています。ぜひチェックしてみてくださいね。
散骨
ペットの供養方法、最後にご紹介するのは「散骨」です。
散骨とは、火葬された遺骨を粉末状にし、海や山林に撒く供養方法。
「自然に還してあげたい」「思い出の詰まった場所に埋葬したい」という方におすすめです。
お墓を持たないので、管理や維持の心配がなく、費用もリーズナブルな点が大きな魅力。
ただし、散骨した遺骨は手元に戻らないので、遺骨を残したい場合には「分骨」を選択しましょう。
散骨のマナーやメリット・デメリットについて、さらに詳しい情報を知りたい方は、下記の記事をチェックしてみてくださいね。
海洋散骨・粉骨をご希望の方におすすめなのが「ミキワの散骨葬」。
ペットの代理散骨が「16,500円〜」と格安な点も嬉しいですね。
また、代理散骨サービスはもちろん、個別散骨や粉骨サービスにも対応してもらえます。
個別散骨の費用もリーズナブルなのが嬉しいポイント!
個別散骨であれば11万円〜利用することができます。個別散骨の費用相場を大きく下回っているため、安心して利用できるでしょう。
また、メモリアルクルーズ(以前散骨した場所に、お墓参りに行くプラン)も用意されているため、いつでも好きなときにお墓参りができます。
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まとめ|ペットの供養方法はさまざま!納得できるタイプを探そう
本記事では、ペットの供養とはどのようなものなのか、供養方法8選について詳しく解説してきました。
家族の一員であるペットの供養方法には、さまざまな種類があり、それぞれ費用や特徴が異なることがわかりましたね。
骨壺や専用の巾着袋などで遺骨を保管できる供養方法を選んだ場合は、いつでも他の供養方法に変更できます。
「高齢になって、自分で供養するのが難しくなった」「手元供養をしていたけれど、将来はペットと同じお墓に入りたい」と考えることもあるかもしれません。
合同墓や散骨の場合は、遺骨を取り戻すことができないため注意しましょう。
愛するペットの供養は、自分たちに合った方法を選択し、納得できるものを選んでくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。