墓じまいで遺骨を処分できる?おすすめの供養方法6選を紹介!

墓じまい 遺骨 処分

墓じまいを検討している方の中には「遺骨はどう処分すれば良いのだろう?」「誰に依頼すればいい?」とお悩みの方も多いかもしれません。

遺骨は自由に処分できるものではなく、所定の手続きが必要となるため慎重に行わなければなりません。法に触れてしまう可能性もあるのです。

そもそも「墓じまい」とは、墓石を撤去し、その場所を更地にして管理者に使用権を返還すること。

遺骨は必ず取り出すこととなるので、新たな納骨先を見つける必要があります。

しかし、どのような供養方法があるのか?自分たちに合った納骨先は?と疑問に感じてしまいますよね。

本記事では、墓じまいの際の遺骨の処分方法・供養方法について詳しく解説していきます。

目次

墓じまいで遺骨は処分できるの?

墓じまいを行った際に、墓石から「誰のものかわからない」「知らない人」の遺骨が見つかるケースも少なくありません。

このとき「縁もゆかりもない人だから、このまま遺骨を処分しても問題ないだろう」「全く知らない人だし、供養する必要はないのでは?」と思ってしまう方もいるのではないでしょうか。

しかし、勝手に廃棄・処分することは固く禁じられています。

「遺骨=遺体」と定められていますので、廃棄処分をしてしまうと罪に問われてしまうのです。

もし、遺骨の処分に困ったときには、お墓の管理者に相談してみましょう。

身元がわからないご遺骨が見つかった場合、一般的には「合祀」や「海洋散骨」の方法がとられることとなります。

墓じまいに関するルールについては、下記の記事を参考にしてみてください。

墓じまいを後の遺骨|6つの供養方法

墓じまいで取り出された遺骨は、主に下記の4つの方法で供養されることとなります。

墓じまい後の遺骨はどうする?|主な供養方法
  • 新しいお墓を建てる
  • 合祀
  • 納骨堂
  • 樹木葬
  • 散骨
  • 手元供養

それぞれ解説していきます。

新しいお墓を建てる

1つ目は、新しいお墓を建てることです。

墓じまいには、さまざまな理由があります。その一つが「お墓の場所」です。

お墓参りに行くにも飛行機での移動が必要な場合もあり、アクセスしづらい場所だと、車がなければ通えなくなってしまいます。

交通費だけでも馬鹿にならない金額ですし、高齢になると、お参りに行きたくても行けない状況に陥ってしまうでしょう。

新しい場所にお墓を建てることで、お墓参りに行きやすくなるだけでなく、交通の便の良いところに移すことができるのです。

合祀

合祀とは、他の方のご遺骨と一緒に、一つの場所に埋葬する方法です。

費用を安く済ませられる点からも、多くの方に選ばれています。

「今後は、お墓を持たない」という選択をした際に最適な供養方法のひとつ。

  • 後継ぎがいない
  • お墓の維持にお金をかけられなくなった
  • 子供が継ぎたくないと言っている

このように「お墓を持たない」と決める理由はさまざまです。

「お墓の維持費をかけたくない」「お墓の管理ができなくなってしまった」という方におすすめ。

ただし、一度「合祀墓」に埋葬されると、二度と遺骨を取り出すことはできません。他の人のご遺骨と混ざった状態ですので、返却は不可能となります。

「今後、納骨堂などに遺骨を移したい」「他の人のご遺骨と混ざってしまうのは抵抗がある」という場合には、他の供養方法を選ぶようにしましょう。

納骨堂

納骨堂は、近年急速に増加している「新しい形」の埋葬スタイルです。

屋内(室内)に、家族や個人の遺骨を納められるのが特徴。その形式はさまざまで、下記のような種類から選ぶことができます。

  • 墓石式
  • ロッカー式
  • 仏壇式
  • 位碑式
  • 可動式

費用はさまざまで「位碑式」が1番安く10万円前後「可動式」や「墓石式」の場合、100万円前後となるのが一般的です。

季節や天候に左右されることなく、いつでも気軽にお参りに行けるのが最大のメリット。

また、アクセスしやすい場所に建てられているケースが多いため「車の運転が難しくなった」「高齢になって、遠くのお墓に行けなくなってしまった」という場合にも安心です。

納骨堂の種類によって費用は大きく異なりますので、ご家族としっかり話し合うと良いでしょう。

樹木葬

樹木葬とは、木や草花をシンボルとしたお墓です。自然と共存できるのも魅力のひとつ。

生前に購入可能で、比較的費用も安く抑えられることから注目を集めている供養方法です。

ただし、生前に購入する場合には、管理費が発生することもありますので注意しましょう。

また、合祀と同様に、他の方のご遺骨と一緒に埋葬されることとなるので返却はできません。

散骨

散骨とは、ご遺骨を粉状にして「海」または「山」などに撒くことです。

お墓を守る後継者がいない場合に最適な供養方法のひとつ。維持費や管理が必要ないことや、故人の強い希望で選択されるケースが増えてきています。

散骨は、大きく分けると下記の2種類です。

  • 海洋散骨
  • 山散骨

海洋散骨は、個別での散骨の他に「合同乗船散骨」「代行散骨」があります。合同乗船散骨は、テレビドラマや映画のワンシーンで見かけることも多く、イメージしやすいかもしれません。

代行での散骨は、専門業者に依頼して、海へと散骨してもらえます。料金もリーズナブルであることから、注目度が高い散骨方法です。

山散骨とは、山間部にご遺骨を撒きます。海洋散骨と比較すると、散骨した場所を特定しやすいのがメリット。

どちらの方法でも、ルールやマナーがありますので、専門家へ相談することをおすすめします。

海洋散骨・粉骨をご希望の方におすすめなのが「ミキワの散骨葬」。

代理散骨サービスはもちろん、個別散骨や粉骨サービスにも対応してもらえます。

無料引き取りも可能(川口駅から20km圏内)で、メモリアルグッズも多数用意されているのがポイント。

大切な方のご遺骨を、身近な場所で保管できます。

料金も非常にリーズナブルに設定されていますので、海洋散骨や粉骨を検討している方はチェックしてみてくださいね。

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手元供養

手元供養とは、遺骨の一部または全部を保管して供養すること。

手元供養の歴史は浅く、2002年から始まったとされる供養方法です。

遺骨をお墓に納骨せず自宅に「骨つぼ」を置いたり、アクセサリーなど「身に付けられるもの」に加工して、持ち歩いたりできます。

手元供養がスタートした当初は、もちろん「遺骨を身に付けるという」習慣はありませんでした。

しかし、手元供養が注目され人気を集めたことによって、現在ではさまざまな商品が販売されています。

故人といつでも時間を共にできるため、寂しさを軽減する効果が高いと言えるでしょう。

まとめ|墓じまいで勝手に遺骨を処分すると罪に問われる!適切な供養を

本記事では、墓じまいで遺骨を勝手に処分してしまうとどうなるのか、墓じまい後の遺骨の供養方法6選について詳しく解説してきました。

墓じまいをした際に「身元がわからないご遺骨」が見つかるケースも少なくありません。

身内のものではないからといって、勝手に処分(ゴミとして捨てるなど)・廃棄してしまうと、罪に問われてしまいます。法律やルールを守り、適切な方法で供養するようにしましょう。

また、墓じまい後の遺骨の供養方法には、さまざまなものがありましたね。

費用や特徴を考慮することはもちろん大切ですが、故人の意思を尊重してあげることも重要です。

それぞれのご家庭に合った供養方法を検討してみてくださいね。

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