墓じまいで悩んだときにおすすめの相談先6選|無料で相談できるのは?

墓じまい 相談 無料

墓じまいを検討している方の中には「誰に相談したら良いのだろう」「無料で相談できる場所はあるのだろうか?」とお悩みの方も多いはずです。

近年、少子高齢化や核家族化・お墓に対する価値観の変化などによって「墓じまい」を行う人が、急速に増えていますよね。

しかし、いざ自分も始めようと行動を起こすと「何から始めたら良いのか?」「墓じまいで取り出した遺骨は、どうしたら良いのだろう…」と、次々と疑問が湧いてきます。

墓じまいは、まとまった費用がかかるのはもちろん、手続きも煩雑で多くの時間も必要です。

困ったとき、何かトラブルがあったときには、誰に相談すれば良いのでしょうか。

そこで本記事では、墓じまいが増加している背景や困ったときの無料相談先について詳しく解説していきます。

これから墓じまいをしようか検討しているという方の参考になると幸いです。

目次

墓じまいする人が増加している背景

墓じまいを行う人の数は、年々増加の一途をたどっています。

2003年度は年間7万件にも満たなかった墓じまいの件数が、2022年度には15万件を超え、その数は約20年間の間に2倍以上になっているのです。

これだけ墓じまいが注目を集め、増え続けている背景にはどのようなことがあるのでしょうか。

墓じまいする人が増えている5つの背景
  • お墓の維持費・管理費の負担
  • 後継者がいない
  • 供養方法(埋葬方法)の多様化
  • 高齢になり、お墓参りが難しくなった
  • お墓に対する価値観の変化

ひとつずつ確認していきましょう。

お墓の維持費・管理費の負担

お墓を持つということは、霊園や寺院に対して管理費や維持費などが発生しています。

度重なる物価上昇などもあり「生活が厳しい」「経済的に苦しい」と感じる人は多いはずです。

お墓を維持していくにも、維持費はかかってきます。

少しでも生活を楽にしたいという思いから、墓じまいを検討する人も増えているのです。

後継者がいない

深刻な少子化問題・核家族化の影響から、お墓を継いでくれる子供や親族がいないケースも多くなっています。

継承者がいなければ、このままお墓を残しておくわけにはいきません。

管理できないまま放置してしまうと、無縁仏となってしまい、霊園や寺院にも多大な迷惑をかけてしまいます。

お墓を継いでくれる後継者がいないという人も多く、自分の代で墓じまいをするという選択をするのです。

供養方法(埋葬方法)の多様化

供養方法(埋葬方法)の多様化も、墓じまいをする人が増加している要因のひとつ。

現在は、さまざまな供養方法から選択することが可能です。

「合祀墓(永代供養墓)」「納骨堂」「樹木葬」「散骨」「手元供養」などがあり、それぞれ費用や特徴も異なります。

ご家庭の生活スタイルや宗教観などに合わせて、自由な選択ができる点も、墓じまいに拍車がかかっている理由と言えるでしょう。

供養方法についての詳細は、下記の記事で詳しく解説しています。

高齢になりお墓参りが困難になった

高齢になると、お墓参りに行きたくても身体が思うように動かなくなってしまいます。

体調面で不安を抱えることが多いだけでなく、足腰も弱り、誰かの助けがなければ外出するのも困難になるケースも。

もちろん、自宅のすぐ近くにお墓があれば、いつでも手を合わせに行けますが決してそうではありません。

例えばお墓まで行くだけでも、車で何時間もかかる場所であったり、さらには飛行機などを利用しなければお墓参りできなかったりと体力的にも負担が大きくなります。

お墓参りに行きたい気持ちはあっても、身体の自由が効かなくなったことをきっかけに、墓じまいを検討するようになるのです。

お墓に対する価値観の変化

時代の流れによって、お墓に対する価値観が変化してきたことも、墓じまいが増えてきた原因と言えます。

以前は「お墓は子供が代々受け継いでいくもの」という風潮がありましたが、現代ではさまざまな価値観が生まれ、お墓との向き合い方も変わってきました。

中でも「お墓はいらない」「お墓参りの習慣がない」という人が多くなったことも、墓じまいが急送に増加した要因と言えるでしょう。

墓じまいの相談先は?

墓じまいについてのさまざまな疑問は、どこに相談するのが良いのでしょう。

墓じまいについて相談できる場所は、意外にも数多く存在しています。

悩み事や相談内容に合わせて、適切な相談相手を選ぶことが大切です。

墓じまいの相談先
  • 家族や親族
  • 寺院
  • お住まいの地域の自治体
  • 国民生活センター
  • 墓じまい代行業者
  • 弁護士

ひとつずつ解説していきます。

家族や親族

まず第一に相談するのは家族や親族です。

墓じまいは独断で行うものではありません。家族や親族も納得した形で進めていかなければ、思いもよらないトラブルへと発展してしまうことも。

墓じまいについての理解が深まっていない状態だと、反対する親族も多いかもしれません。

まずは、家族や親族に「墓じまいを検討している理由」や「新しい納骨先の選択肢」などについて話してみましょう。

賛成してもらうことができれば、1番の相談相手となってくれることは間違いありません。

費用の面や行政手続き・業者選びなど、さまざまな場面で協力してくれるでしょう。

寺院

寺院や霊園には、お世話になった感謝の気持ちを込めて「墓じまいを検討している」という旨を伝えるのが一般的です。これは、墓じまいをすることが決定する前に「相談」するのが礼儀になります。

相談せずに、勝手に墓じまいを進めてしまうと、高額な離檀料を請求される可能性も。

また、墓じまいに必要となる「埋葬証明書」を発行してもらえないという事例もあります。

何の説明もないまま、自分たちだけで墓じまいを進めてしまうことは、長年故人を守ってきてくれた寺院や霊園にとって気分の良いものではありません。

墓じまいを検討した際には、これまでの感謝の気持ちと合わせて、僧侶に家庭の事情や状況を説明しましょう。

墓じまいトラブルに関しては、下記の記事で詳しく解説しています。

地域の自治体

お住まいの自治体によっては、墓じまいに関する相談を受け付けているところもあります。もちろん、費用は無料です。

費用に関することや行政手続き・業者とのトラブルなどに対応してくれることも。

それだけでなく、補助金や助成金制度を実施している自治体もあります。

まだ全国的に数は少ないですが、もし利用できれば、墓じまいに必要な費用を大幅に抑えることが可能です。

まずは、各自治体のホームページを確認、または担当部署に電話で問い合わせてみましょう。

国民生活センター

国民生活センターは、墓じまいに関する様々なトラブルや疑問を無料で相談できる、心強い組織です。

親族間トラブルや高額な離檀料の請求・石材店との問題など、幅広く相談に応じてもらえます。

万が一の事態でも、親身に相談に乗ってもらえるので安心ですね。

墓じまい代行業者

墓じまい代行業者は、墓じまいに関するほぼすべての業務を引き受けてくれる専門業者ですので、困ったときはいつでも相談に乗ってもらえます。(それぞれの業者によってサービス内容が異なるものもあります)

「遠方に住んでいるので、墓じまいの手続きができない」「忙しくて時間を割くことができない」という方にもおすすめ。

新しい納骨先のアドバイスや石材店との費用交渉などはもちろん、行政手続きに必要な書類も揃えてもらえるので便利。中には、離団料トラブルに対応してくれる業者もあります。

墓じまいに不安のある方や、忙しくて対応できない方は、ぜひ代行業者に相談してみてください。

代行業者「私たちの墓じまい」なら、永代供養はもちろん、行政手続きや離檀代行も行ってくれます。

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さまざまなメディアで取り上げられているだけでなく、日本全国で施行実績がありますので、安心して依頼することができるでしょう。

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墓じまい代行業者については、下記の記事を参考にしてみてください。

弁護士

墓じまいを進めていく中でトラブルに発展してしまい、自分たちの手に負えないと感じた場合には、弁護士に相談するのも一つの方法です。

特に、石材店との金銭トラブルや、寺院から高額な離檀料を請求された際などに、頼もしい味方となってくれます。

また「僧侶が埋葬証明書を発行してくれない」「遺骨を渡してもらえない」といった問題に発展してしまうケースも少なくありません。

弁護士費用は必要となりますが、適切な対応をしてもらうことができ、問題解決への道を作ってもらえるでしょう。

まとめ|墓じまいの相談先は多い!悩みに合わせて選ぼう

本記事では、墓じまいする人が増加している背景や、疑問やトラブルがあった時の相談先について詳しく解説してきました。

近年、墓じまいが急速に増加している背景には生活スタイルや価値観の変化・少子化問題や深刻な高齢化社会の影響が大きいということがわかりましたね。

また、墓じまいについて相談できる場所は数多くあります。悩みに合わせた相談先を選択し、スムーズに進めていきたいものです。

各自治体では、墓じまいに関する補助金や助成金を実施しているところもありますので、検討中の方はぜひチェックしてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。

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