ダイヤモンド葬とは?費用相場や作成の流れ・注意点について解説!

ダイヤモンド葬 費用相場 流れ 注意点

近年、価値観の多様化やお墓に対する考え方の変化に伴い、さまざまな供養方法を選択できるようになりました。

中でも「ダイヤモンド葬」は、形見としていつでも身に付けていられるというメリットから、注目を集めています。

ダイヤモンド葬とは、故人の遺骨を用いて「ネックレス」や「指輪」を作成する供養方法。「手元供養」のひとつです。

しかし、まだ広く認知されていないため「費用はどのくらいかかるの?」「作成する際の注意点は?」といった疑問をお持ちの方も多いはず。

そこで本記事では、ダイヤモンド葬とはどのようなものなのか?費用相場や作り方、メリットや注意点について詳しく解説していきます。

目次

ダイヤモンド葬とは?

ダイヤモンド葬とは、故人の遺骨から「人工ダイヤモンド」を作成し、保管する供養方法です。近年、お墓がいらない「手元供養」の一つとして人気を集めています。

アクセサリーとしていつでも身に付けることができる点もポイント。

「お墓の後継者がいない」「肌身離さず身に付けられる供養方法を探している」という方におすすめです。

遺骨ダイヤモンドを作る流れとは?

遺骨ダイヤモンドを作る業者の多くは「海外」に拠点がありますが、日本国内には多くの「仲介業者」がありますので安心です。

ただし人工ダイヤモンドを製造するために、一度海外発送されるため、ある程度の時間が必要となることを覚えておきましょう。

依頼してから遺骨ダイヤモンドが手元に届くまでの、おおよその期間は「4ヵ月〜半年前後」となります。

それぞれ制作期間が異なるため、一社に絞らず、いくつかの業者に問い合わせてみるのがおすすめです。

遺骨ダイヤモンドを作る流れは、大きく分けて下記の5つになります。

遺骨ダイヤモンドを作る流れ
  • 依頼する業者の選定・見積もりを取る
  • 遺骨の発送
  • ダイヤモンド製造(海外が主流)
  • 日本でアクセサリーに加工
  • 手元に届く

ひとつずつ見ていきましょう。

依頼する業者の選定・見積もりを取る

まず最初に、日本国内で「ダイヤモンド葬」に対応している業者の中から、自分たちの希望に合った会社を選びます。

それぞれの業者で、費用はもちろん「サービス」や「保証内容」「制作期間」が異なりますので、いくつかピックアップして見積もりを依頼しましょう。

大切なご遺骨を海外に送ることとなりますので、費用面だけでなく、実際に利用した人の口コミや会社の評判なども併せて確認しておくと安心です。

遺骨の発送

信頼できる業者を見つけた後は、遺骨の発送を行います。

遺骨を受け取った仲介業者は、提携している海外の工場へと空輸することになるのです。

ダイヤモンド製造

空輸されたご遺骨が、海外の工場に到着し、そこから遺骨ダイヤモンドが作成されます。

製造が完了した際には、保証書や鑑定書と併せて、日本へ送られる流れです。

日本国内でアクセサリーに加工

依頼した業者に遺骨ダイヤモンドが到着した後は、依頼者の希望に沿ったアクセサリーに加工が施されます。

「ネックレス」や「指輪」を希望する人が多いのも特徴です。

また、ジュエリー加工を希望しない場合には、そのままの状態で受け取れるケースも。

こちらも、依頼する業者によってサービス内容が異なりますので、事前に確認しておきましょう。

手元に届く

希望したアクセサリーへの加工が完了次第、依頼者の手元に届けられます。

ダイヤモンドと一緒に「鑑定書」または「保証書」が入っているか、しっかり確認することが大切です。

ダイヤモンド葬の費用相場とは?

「ダイヤモンド」には、元々高級なイメージがありますよね。

ダイヤモンド葬を行う場合、費用はどのくらい必要となるのでしょうか。

遺骨ダイヤモンドの費用相場は、カラットやカットデザイン・研磨などによって大きく異なるのがポイント。

例えば「0.2カラット」の場合、50万円(カットを施した場合)前後が相場となります。

また「1カラット」を希望した際には、200万(原石)〜270万円(カットを施した場合)が一般的。

ジュエリー加工には、別途費用がかかることになります。

ジュエリー加工の相場は「5万円〜20万」程度となっていますので、予算に合わせて「カラット」や「カットデザイン」などを決めると良いでしょう。

ダイヤモンド葬のメリット

ダイヤモンド葬には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

ダイヤモンド葬のメリット
  • アクセサリーとしていつでも身につけることができる
  • お墓が必要ないので費用や手間を省ける

ひとつずつ解説していきます。

アクセサリーとしていつでも身に付けることができる

ダイヤモンド葬のメリットは、アクセサリーとして、いつでも肌身離さず身に付けていられる点です。

ジュエリー加工も一緒に行うことで、どんな時でも、故人をそばに感じることができます。

常に一緒に行動することができるため、寂しさや不安の軽減にもつながるでしょう。

お墓が必要ないので費用や手間が省ける

ダイヤモンド葬は、手元供養のひとつです。

お墓を必要としませんので、お墓の管理費や維持費を省くことが可能。

高齢になると、お墓参りも簡単には行けなくなってしまいますので、いつでも供養できる点も嬉しいですね。

また、近年では「お墓の後継者がいない」という問題が深刻化している現状があります。

手元供養であれば、後継者問題も解決できますので安心です。

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ダイヤモンド葬における注意点

ダイヤモンド葬を検討している方にとって気になるのが「注意点」です。

ダイヤモンド葬の注意点
  • 加工した後は元には戻せない
  • 依頼するメーカーによって必要な遺骨の量が異なる

順番に見ていきましょう。

加工した後は元には戻せない

一度ダイヤモンドに加工してしまうと、二度と元の状態に戻すことはできません。

遺骨ダイヤモンドにした後「やっぱり納骨堂で供養したい」「親族に反対されたので、お墓に入れたい」と思っても、どうすることもできないのです。

このようなトラブルを避けるために、事前の話し合いは必要不可欠。

家族や親族の了承を得てから進めるようにしましょう。

また、分骨するのもおすすめ。

遺骨の一部をダイヤモンド葬にし、残りの遺骨を別の供養方法にすることができます。

「分骨は、どのように行えばいいの?」「手続きが知りたい」という方は、下記の記事で詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてください。

依頼するメーカーによって必要な遺骨の量が異なる

上記で「分骨」をおすすめしましたが、依頼するメーカーによって「必要となる遺骨の量」が異なるため注意しなければなりません。

中には、ほんの僅かな遺骨であっても、炭素を生成できるメーカーもあります。

「分骨を検討しているので、少しの遺骨からダイヤモンドを作りたい」と考えている方は、事前のメーカー選びを慎重に行いましょう。

まとめ|ダイヤモンド葬で故人を身近に感じよう

本記事では、ダイヤモンド葬とはどのような供養方法なのか?作成の流れや費用相場、メリットや注意点について詳しく解説してきました。

ダイヤモンド葬は、故人の遺骨を人工ダイヤモンドに加工し、身に付けたり自宅に保管したりして供養する方法だということがわかりましたね。

費用は「カラット」や「カットデザイン」などによって大きく異なりますので、あらかじめ予算を設定しておくのがおすすめです。

また、海外へと空輸されるため、完成までに「4ヵ月~半年」程度の期間がかかることも覚えておきましょう。

ジュエリーに加工されたご遺骨をいつでも肌身離さず身に付けられるダイヤモンド葬には、たくさんの魅力があり、寂しさも軽減されるはずです。

まずは家族や親族と話し合いを行い、皆が納得する形で進めてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。

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