終活の目的には、どのようなことがあるのでしょうか?
子育てが終わるタイミングや人生の節目において「終活」について考える機会も増えてきますよね。
「よくテレビで特集されているから」「やらないよりは、やった方が良い気がする」と漠然としたイメージで始めるよりも、目的や内容を把握してから取り組むことで、よりスムーズに進められます。
終活は遺された家族への負担を軽減するものという意味もありますが、老後の生活を、より充実したものにしてくれる「自分のため」の活動です。
終活が大ブームとなった今「終活ツアー」も登場し、楽しみながら不安を解消できるイベントも数多く存在しています。
そこで本記事では、終活の意味や目的、終活ツアーの内容について詳しく解説していきます。
「終活について、まだまだわからないことがたくさんある」「実際に体験しながら、終活を学びたい」という方の参考になると幸いです。
終活の意味とは?
そもそも「終活」とは、どのようなことなのでしょう。
終活とは、人生の最期に向けて、自分自身を見つめ直す活動を表しています。
「老後をどのように過ごしたいのか」「自分らしく生きるためには、何をすべきか」について、今一度考える活動です。
具体的な内容として「断捨離(生前整理)」や「エンディングノートの作成」「葬儀やお墓の準備」や「医療・介護の検討」などが挙げられます。
ただし、人によって取り組むべき内容は異なり、ルールや制限などもありません。
終活を行うか否かも、個人の自由です。
しかし現在は「第二の人生を、より充実したものにするため」「もしもの時に、家族に迷惑をかけないため」などの理由から、終活に取り組む人が増えている現状があります。
終活の目的とは?
ここからは、終活の目的について確認していきます。
終活を行う目的は、人それぞれ異なりますが、主に下記の4つです。
- 老後の不安を解消するため
- 前向きで充実した生活を送るため
- 家族への負担を軽減するため
- 親族間トラブルを未然に防ぐため
順番に確認していきましょう。
老後の不安を解消するため
終活の目的の1つ目は、老後の不安をひとつずつ解消していくことです。
老後の生活に不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。
終活では、老後の生活をどうすべきかという点についても再確認しなければなりません。
「お金はどのくらい必要なのか」「認知症を発症してしまったときには、どのように対応するのか」など、不安点を洗い出していきます。
早い段階から終活に取り組むことで、不安材料をひとつずつ解消していくことが可能です。
お金の心配がある場合には、資産形成を行ったり生活の見直しを図ったりします。それでも足りない時には、保険の解約や住まいの売却なども視野に入れる必要があるでしょう。
前向きで充実した生活を送るため
終活の目的の2つ目は、前向きで充実した生活を送るためです。
多くの人が取り組むであろう「エンディングノート」の作成では、これから挑戦したいことや、人生でやり残したことなどを書き出します。
人は「新しい目標」や「やりがい」を見つけると、人生が楽しくなり、気力も湧いてくるものです。
年齢を重ねるごとに「楽しみがない」「生きがいを見つけたい」という感情を持つ人が多くなっています。
終活を始めることで、新たな目標を設定し、充実した毎日を送れるようになるでしょう。
家族への負担を軽減するため
終活の主な目的、3つ目は「家族への負担を軽減する」ことです。
自分にもしもの事があった場合、終活をしていなければ、家族にさまざまな負担をかけることになります。
例えば葬儀の準備や遺品整理はもちろん、親しい友人の連絡先や、銀行口座の暗証番号がわからないという事態に陥ることも。
しかし、生前にしっかりと準備をしておけば、家族の手を煩わせることもありません。
特に遺品整理には、多くの時間と労力が必要となるため、元気なうちに少しずつ始めておくと良いでしょう。
親族間トラブルを未然に防げる
終活には、親族間トラブルを未然に防ぐ目的もあります。
生前に、遺言書を作成しておくことで、遺産の分配で揉める心配もなくなるはずです。
「エンディングノートに書いておけば大丈夫」とお考えの方もいるかもしれませんが、残念ながら、エンディングノートには法的効力はありません。
自筆証書遺言(自分で記述するもの)の場合は、費用もかからず手軽に作成できるメリットがある一方、無効になりやすいという決定的なデメリットも。
「遺産をしっかりと分け与えたい」「無駄な揉め事を避けたい」という場合には、公的証書遺言がおすすめです。
手間や費用もかかりますが、資産が1,000万円以下であれば2万円程度で作成できます。5,000万円でも3万円前後で作れるため、それほど大きな負担にはならないでしょう。
終活の目的を肌で体感できる「終活ツアー」とは?
終活について、インターネットや雑誌・テレビなどで情報収集ができても、実際に肌で体験してみなければわからないことも多いですよね。
「実際に体験してみて、終活を前向きに考えていきたい」「自分にとって必要な活動かどうかを見極めたい」という方もいるでしょう。
そんな方におすすめなのが、今話題の「終活ツアー」です。
一般的には「バスツアー」として開催されている事が多く、終活について実践的に学べる観光旅行となっています。
「終活」+「旅行」がセットになっているため、楽しみながら参加できるのが特徴。同じ目的で参加する人が多いため、情報交換などもしやすいでしょう。
旅行会社が開催しているツアーや、石材店主催のツアーもあり、それぞれ体験できる内容や日程・参加費用が異なります。
どのツアーでも、昼食(ランチ代)などが含まれていますので、
ここからは、終活ツアーで体験できる内容の一例について紹介していきます。
- 海洋散骨体験
- 樹木葬の見学
- 入棺体験
- エンディングノート書き方講座
- 遺影撮影
順番に見ていきましょう。
海洋散骨体験
近年人気となっている「海洋散骨」ですが、実際に体験してみないと、なかなかイメージしにくいものですよね。
終活ツアーによっては、海洋散骨体験ができるものも多くなっています。
船をチャーターして実際に海へと繰り出し、海洋散骨の擬似体験ができるのでおすすめ。「どのような感じで散骨されるのか」「散骨の際に気をつけるべきマナー」なども学べます。
また、海洋散骨に興味のある方は「ミキワの散骨葬」がおすすめ。
代理散骨サービスはもちろん、個別散骨や粉骨サービスにも対応してもらえます。
無料引き取りも可能(川口駅から20km圏内)で、メモリアルグッズも多数用意されているのがポイント。
クリスタル位牌やアルミカプセルなどに遺骨を収めて、お守り代わりに身に付けられます。
料金も非常にリーズナブルに設定されていますので、海洋散骨や粉骨を検討している方はチェックしてみてくださいね。
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樹木葬の見学
樹木葬も最近注目を集めているため、気になっている方も多いのではないでしょうか。
終活ツアーの一環として、樹木葬の見学がセットになっているものも多数存在しています。
「明るいイメージがある」「花や草木に囲まれたお墓」という印象を持っていても、実際に見るまでは、はっきりイメージできないことも多いですよね。
自分の希望とマッチしているか、想像通りのお墓であるかについて、しっかり確認できるでしょう。
また、樹木葬が気になっている方には「アンカレッジ」がおすすめです。
花と緑に囲まれたガーデニングタイプの樹木葬で、明るい雰囲気が特徴。
ゆとりのある「個別区画」ですので、お花やお線香を備えられるのが嬉しいですね。
気になった方は、見学予約も可能です。お電話やインターネットからも質問や相談を受け付けていますので、ぜひチェックしてみてください。
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入棺体験
終活バスツアーの中には、実際に棺桶の中に入って「自らの死」を体験できるものもあります。
なんとなく「怖い」というイメージがあるかもしれませんが、実際に入棺体験した方の多くは「死」についての悩みが解消され、前向きになったという人が多い大人気の体験です。
入棺体験の後は一般的に、葬儀社による費用の説明や式場の案内などが行われます。
「お葬式の費用って高そう」「なるべく安く抑えたい」という方も多いはずです。
そんな方には、全国に対応している「よりそうお葬式」がおすすめ。
「シンプルプラン」の費用は税込み「83,600円~」と、業界最低水準のリーズナブルな料金を実現しています。
全国5,000箇所の斎場から選択可能となっているため、どんな方でも利用しやすいことが魅力です。
お葬式にお悩みの方はぜひチェックしてみてくださいね。
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エンディングノート書き方講座
終活ツアーの多くは、エンディングノートの書き方講座もセットになっています。
「終活といえばエンディングノート」と言えるほど、終活の代名詞となっていますので、多くの方の参考になるのではないでしょうか。
専門の講師などから書き方のコツを学べる貴重なチャンスです。
遺影撮影
終活ツアーの中には「遺影撮影」ができるユニークなものも。
プロのカメラマンに撮影してもらえるツアーもあり、参加者の中には、お気に入りの服を持参して撮影に臨む方もいるほどです。
また、メイクを担当してくれる方もいますので、納得のいく遺影が撮影できるでしょう。
まとめ|終活の目的を理解して前向きに取り組もう
本記事では、終活の意味や目的、終活について実際に体験できる「終活ツアー」について詳しく解説してきました。
終活には、遺された家族への負担を軽減し、自分自身の生活を充実したものにするという目的があることがわかりましたね。老後の不安を解消することにもつながりますので、積極的に取り組むことがおすすめです。
また近年話題の「終活ツアー」では「海洋散骨体験」や「入棺体験」など、さまざまな体験ができるため、終活をより身近に感じることができるでしょう。
終活に対する意識やイメージが大きく変わるきっかけとなりそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。