「これから終活を始めよう」と思ったときに気になるのが、正しい進め方はあるのか?ということではないでしょうか。
一言で「終活」といっても、やるべきことはさまざまです。
エンディングノートの作成や葬儀・お墓の検討、身辺整理(断捨離)や介護・医療に関する意思表示など多岐にわたります。
もちろん、終活の取り組みは本人の自由となっていますので、絶対にやらなければならないことや進めていく順番に決まったルールはありません。
しかし、基本となる進め方を知っておくことで、スムーズに進められるだけでなく計画も立てやすくなるはずです。
ある程度、期限を決めて取り組むことで、モチベーションを維持しながら楽しく進めていけるでしょう。
また、将来のために「終活に関する資格を取りたい」とお考えの方も多いはず。いざ自分が終活を始めるときでも、専門的な知識があると役立ちますし、キャリアアップにもつながります。
そこで本記事では、終活の基本的な進め方や終活に関するおすすめの資格について詳しく解説していきます。
終活の基本的な進め方|具体的な7つのステップ
ここからは、終活の基本的な進め方について紹介していきます。
終活にはルールが定められておらず、本来であれば「自分がやりやすいことから始める」という人が大半です。
考え方としては、取り組みやすいものから順番に片付けていくのが良いでしょう。
最初に「相続について」「墓じまいについて」という難しいことからスタートしてしまうと、やる気が失われてしまう可能性も。
人それぞれ「得意なこと」「始めやすいこと」が異なりますので、これから紹介する順番通りでなくても問題はありません。
- エンディングノートの作成
- 断捨離
- 財産の整理
- 医療や介護の意思決定
- 葬儀の準備
- お墓の準備
- 遺言書の作成
それではひとつずつ見ていきましょう。
エンディングノートの作成
終活の代名詞とも言える「エンディングノートの作成」は、どんな方でも取り組みやすく、これからの人生をどう過ごしたいかについて再確認できる良い機会です。
ハードルが低いため、終活を進めていく際には、最初に取り組むのがおすすめ。
何度でも修正することができますし、自分の思いや家族に対する気持ちなど、自由に書くことができます。
現在では、スマートフォンのアプリでも数多くの「エンディングノート」が登場しているため、手軽に始めることができるでしょう。
断捨離
続いては「断捨離」です。
エンディングノートは「いつでも自由に書き直すことができる」「スマホアプリでも取り組める」という気軽さがありましたね。
一方断捨離は、時間をかけて少しずつ進めていくため、負担を感じることが少なく自分のペースを守ることができます。
注意すべき点は、短期間で終わらせようとしないこと。
中には、一気に片付けようとして、プレッシャーを感じたりストレスを感じたりする人もいます。
そもそも終活は、ポジティブに楽しんで行う活動です。
できる範囲で、ゆっくりと進めていくと良いでしょう。
断捨離に関する詳しい内容は、下記の記事でまとめています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
財産の整理
財産の整理も、終活には欠かせない活動のひとつ。
自分の財産をしっかりと把握するためにも、細かく確認しておくことが大切です。
「財産」の中には、預金や現金だけでなく、株式や不動産なども含まれています。また「借金」や「未払金」も財産となるため要注意。
元気なうちに、財産を整理しておくことは非常に重要な役割を果たします。
使用していない口座の解約はもちろん、老後資金に不安がある場合には、不動産の売却や保険の解約なども検討しなければなりません。
早い段階から、今あるお金と不足しているお金を事前に把握しておくことで、いざという時にも柔軟な対応ができるでしょう。
医療や介護の意思決定
終活の進め方、3つ目は「医療や介護の意思決定をする」ことです。
例えば突然認知症を発症してしまった場合、または病に倒れてしまった場合に、本人の希望を家族が知っていればスムーズに対応できます。
介護を受ける施設や希望、延命措置が必要になった際の希望などを家族にも共有しておけば、家族間の話し合いも必要ありません。
本人の意思や希望を尊重してくれるケースが多くなるでしょう。
葬儀の準備
遺された家族に迷惑をかけないよう、葬儀の準備もしなければなりません。
万が一のことがあった場合、家族は深い悲しみに包まれ、葬儀の手配や対応に頭が回らない可能性も高くなります。
しかし、ご自身で葬儀の準備を行なっておけば安心です。
葬儀に関して準備しておきたいことは
- 依頼する葬儀社
- 葬儀の内容
- 遺影にする写真の準備
- 葬儀に参列してもらいたい知人や友人の連絡先
これらについて、生前から家族と共有しておくと、いざという時でも家族が慌てずに対応できます。
「葬儀に必要な費用はどのくらいだろう?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
家族に負担をかけないためにも、葬儀にかかるお金は、あらかじめ準備しておきたいですよね。
そんな方には、全国に対応している「よりそうお葬式」の利用がおすすめです。
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お墓の準備
葬儀の準備ができたら、お墓の準備にも取り掛からなければなりません。
近年、取り組む人が多い「墓じまい」について考える場合には、新しい納骨先についても検討する必要があります。
最近では、少子化の影響や管理の難しさ・高齢化社会などの影響もあり、永代供養墓などを選択する方も増えているのが現状です。
墓じまいについての詳細は、下記の記事で詳しくかいせつしています。気になった方はぜひチェックしてみてください。
また、海洋散骨や納骨堂・樹木葬への関心が高まり、さまざまな供養方法から自分に合ったタイプの納骨先を選べるのが特徴。
海洋散骨・粉骨をご希望の方におすすめなのが「ミキワの散骨葬」。
代理散骨サービスはもちろん、個別散骨や粉骨サービスにも対応してもらえます。
無料引き取りも可能(川口駅から20km圏内)で、メモリアルグッズも多数用意されているのが嬉しいポイントです。
お守り代わりに身に付けられるため、寂しさも軽減されるでしょう。
料金も非常にリーズナブルに設定されていますので、海洋散骨や粉骨を検討している方はチェックしてみてくださいね。
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樹木葬を希望している方には「アンカレッジ」。
花と緑に囲まれたガーデニングタイプの樹木葬で、明るい雰囲気が特徴でアクセスも抜群。
ゆとりのある「個別区画」ですので、お花やお線香を備えられるのが嬉しいですね。
気になった方は、見学予約も可能です。お電話やインターネットからも質問や相談を受け付けていますので、ぜひチェックしてみてください。
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遺言書の作成
遺された家族が遺産相続で揉めないよう、遺言書を作成しておくことも重要です。
遺言書がなければ、親族間トラブルに発展してしまう可能性も高く、最悪の場合には絶縁状態となってしまう可能性も。
財産がある場合には、必ず遺言書を作っておきましょう。
作成の際に注意すべき点が「自筆証書遺言」「公正証書遺言」のどちらを選択するかです。
自筆証書遺言の場合には、費用もかからず手軽に作成できるメリットがありますが、ルールにそっていなければ無効となるケースも多くなります。
一方で公正証書遺言であれば、費用と手間はかかりますが、正式な遺言書として認められるため安心です。
終活の資格|おすすめ3選
終活に興味を持ったときに「終活の資格を取りたい」「終活に関する仕事に就きたい」と考える方も多いはずです。
これだけ一大ブームを築いた終活ですので、今後もたくさんの人が取り組む活動になることは間違いありません。
自身のキャリアアップはもちろん、身近な人たちにもアドバイスできるようになるため、おすすめの終活の資格が気になるところです。
- 終活ガイド1級
- 終活アドバイザー
- 終活カウンセラー
上記3つが、おすすめしたい資格。
終活ガイド1級 | 終活アドバイザー | 終活カウンセラー1級 | |
---|---|---|---|
主催 | 終活協議会 | 終活アドバイザー協会 | 終活カウンセラー協会 |
受講料 | 50,000円 | 35,000円 | 45,000円 (講習代・お弁当代・試験代込み) |
年会費 | 3,300円 | 6,000円 | 無料 |
備考 | 年会費初年度無料 | 入会金:4,000円 ユーキャンで取得 | 事前レポート提出 2級の取得が必須 |
おすすめポイント | 講演会やセミナーの開催ができる 他の方の終活相談に乗れる | サポート体制万全 エンディングノートの書き方をアドバイス セミナー講師として活動可能 | エンディングノート作成のサポート 他の人の終活に対応可能 |
終活に関するおすすめの資格3選を、表にまとめました。
それぞれ費用はもちろん、取得後にできることが異なりますので、自分が目指す未来をイメージできる資格を選ぶようにしましょう。
終活ガイドについての詳細は、下記の記事で詳しく解説しています。
まとめ|終活の進め方のポイントは「簡単なものから」がおすすめ
本記事では、終活の基本的な進め方を7つのステップに分けて解説し、キャリアアップにつながるおすすめの資格についても紹介してきました。
終活には決まったルールや制限がないため「自分が必要な活動だけ」「やりやすいものから自由に始める」といったように、思い思いに活動できる点も魅力のひとつです。
しかし、基本的な進め方を把握しておくことでスケジュール調整も可能になり、目標を定めながら取り組むことができるでしょう。
また終活に関する資格を取得しておくことで、自身のキャリアアップにつながることはもちろん終活について悩んでいる人や不安を抱いている方に、さまざまなアドバイスができるようになります。
資格によっては、講演会やセミナーの開催も可能となっているため、活動の場を広げていくことが可能です。
この機会にぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。