エンディングノートは手作りできる?作り方や注意点について解説!

エンディングノート 手作り 作り方

「手作りのエンディングノートを作りたい」

「自分だけのオリジナルノートを作成したい」

終活を始めるにあたって、自作のエンディングノートを作ってみようと考えている方も多いのではないでしょうか。

現在エンディングノートは、スマホアプリやインターネット上の数多くのサイトで手軽に入手できます。

それだけでなく、市役所で無料配布されていたり、書店や100円ショップで気軽に購入できたりするので比較的簡単に手に入れる事が可能。

スマホアプリやインターネットでダウンロードできるものは、無料で利用できるタイプが多いのも魅力のひとつです。

しかし、気に入ったものが見つけられない場合や、自分に必要な項目だけをまとめておきたい方もいるでしょう。

そこで本記事では、エンディングノートは手作りできるのか?手作りする方法やメリット、注意点について詳しく解説していきます。

目次

エンディングノートは手作りできる?

そもそも、エンディングノートを手作りすることは可能なのでしょうか。

エンディングノートは手作りできます。

書く内容はもちろん、形式も自由ですので、自分の希望通りのノートを作成できるのがポイント。

また、紙タイプだけでなく、デジタルでの保存でも問題ありません。

自分が家族や友人に伝えたい内容をまとめられるものであれば、大学ノートでもインターネット上のWordやドキュメントでも、自由に自作できる点も魅力と言えるでしょう。

エンディングノートを手作りするメリット

エンディングノートを手作りすることには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

メリットの1つ目は、書く内容を自分自身で決められることです。

市販のエンディングノートやダウンロードできるタイプの場合、あらかじめ書くべき項目が設定されています。

すべてを埋める必要はありませんが、なんとなく空白の項目が気になる方も多いはず。

その点、手作りのエンディングノートであれば、自分自身と家族にとって大切なポイントだけをまとめられるのがポイントです。

オリジナルにアレンジ可能な点が魅力と言えるでしょう。

2つ目のメリットは、世界にひとつだけのエンディングノートが作れること。

表紙にこだわったりオリジナリティ溢れる内容にしたりするなど、誰とも被ることのない一冊を作ることができます。

3つ目のメリットは、自分の想いを家族にしっかり伝えられる点です。

市販タイプよりも、手作りでオリジナリティ溢れるエンディングノートであれば、家族も理解しやすいはず。

また、故人の「人柄」や「性格」も伝わりやすく、家族にとって大切な宝物になるでしょう。

エンディングノートを手作りする方法は?

ここからは、エンディングノートを手作りする方法について確認していきます。

エンディングノートを手作りする方法
  • 形式を決める
  • 自分の好きなノート・書きやすいものを選ぶ
  • 必要項目をまとめる
  • 家族と話し合いながら進める

ひとつずつ確認していきましょう。

形式を決める

まずは、エンディングノートの形式を決めておきましょう。

ノートに書くのが一般的ですが、ルーズリーフやバインダー・デジタル(スマホやパソコン)でも問題ありません。

自分が取り組みやすい形式を見つけることが大切です。

例えば「写真をたくさん使いたい」「音声も残しておきたい」など、人それぞれ理想とするエンディングノートのカタチは違ってきます。

「どのようなエンディングノートにしたいのか」を意識しながら、形式を選ぶと良いでしょう。

自分の好きなノート・書きやすいノートを選ぶ

続いて、自分の好きなノートを選びます。

エンディングノートには、さまざまな内容を追加していくことになりますので、書きやすさも重要なポイント。

第二の人生を、より充実したものにするためのノートでもありますので、材質やデザインにこだわるのもおすすめです。

必要項目をまとめる

ノートの選択が終わったら、自分や家族にとって必要となる項目を洗い出してみましょう。

内容はもちろん自由ですが、主に下記のような項目をまとめるのが一般的です。

  • 自分のプロフィール(基本情報)
  • 医療や介護の希望
  • お墓や埋葬方法の希望
  • 財産や相続について
  • ペットについて
  • 自分史
  • 親しい友人や知人のリスト(連絡先)

「エンディングノートの書き方がわからない」「いざとなると、ペンが進まない」という方は、下記の記事で書き方の詳細を解説しています。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

家族と話し合いながら進める

最後は「家族と話し合いながら進める」ことです。

エンディングノートは、自分自身のために作成するという目的もありますが「遺された家族のためのノート」でもあります。

家族への負担を少しでも軽減するために、さまざまな情報をまとめておくのです。

そのため、1人で作成しようとせず、家族と相談しながら進めていくことがおすすめ。

また、家族の意向や意見を取り入れることで、自分では気づかなかった項目も書き加えることができるでしょう。

エンディングノートを手作りするときの注意点

エンディングノートを手作りする際に、注意すべき点はどのようなことなのでしょうか。

エンディングノートを手作りするときの注意点
  • 誰が見てもわかりやすいようにまとめる
  • 作成には時間がかかることを理解しておく
  • 法的効力はないことを把握する

順番に解説していきます。

誰が見てもわかりやすいようにまとめる

市販のエンディングノートやスマホアプリ、インターネットからダウンロードできるものであれば、書くべき内容や項目がページごとに分かれていたり「見出し」がついていたりするので問題はありません。

しかし、自分で手作りする場合は「作り方」や「構成」を工夫する必要があるのです。

誰が見ても理解できるように「わかりやすく」まとめることが大切。

最初のページに目次を作ったり、メージ上部に「見出し(タイトル)」を記入したりするなどの対策を取りましょう。

また、付箋やシールなどを貼って、内容を伝えるのもおすすめです。

手作りの場合、ノートの表紙だけでは「エンディングノート」だと気づかれない場合があります。

ご家族には必ず、保管場所を伝えておくようにしましょう。

作成には時間がかかることを理解しておく

2つ目の注意点は、エンディングノートの作成には時間がかかることを理解しておくこと。

これは手作りに限ったことではありませんが、手作りの場合、市販のものよりも時間がかかる傾向があります。

書くべき項目を考えたり、デザインやレイアウトを考えたりと、一つひとつの作業に時間と手間がかかるのです。

また、作成後も「書き忘れていることがあった」「気持ちが変わった」という際には、加筆・修正を行わなければなりません。

エンディングノートは、時間をかけてじっくりと作っていくものだということを忘れないようにしましょう。

法的効力がないことを把握しておく

3つ目の注意点は、エンディングノートには法的効力がないことを把握しておくことです。

相続の希望などを書いた場合でも、遺言書のような「法的効力」はありません。

相続について、自分の意向を書き記すことに問題はありませんが、確実に相続させたい場合には「遺言書」も併せて作成する必要があります。

まとめ|エンディングノートを手作りしてみよう

本記事では、エンディングノートは手作りできるのか?手作りする方法やメリット・注意点について詳しく解説してきました。

市販のエンディングノートは数多く販売されていますが、自分で手作りするエンディングノートには、たくさんの魅力が詰まっていることがわかりましたね。

手間や時間はかかりますが、世界に1冊だけのオリジナリティ溢れるノートが作れるでしょう。

手作りの場合、見た目だけでは「エンディングノート」だと気づいてもらえない可能性もあります。

ご家族には、保管場所を伝えておくのがおすすめです。

家族と相談しながら、自分だけの「こだわりの1冊」を作ってくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。

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