終活には欠かすことのできない「エンディングノート」ですが、スマホアプリを使って書くことができたら便利ですよね。
エンディングノートは、書店や文房具店・ネットショップなど、多くの場所で購入することができますが「もっと気軽に始めたい」「スマホなら続けられそう」と思っている方も多いはず。
そこで本記事では、スマホアプリでエンディングノートを書くメリットやデメリット、おすすめアプリについて詳しく解説していきます。
「エンディングノートを購入して書き始めるのは、少しハードルが高い」「使いやすいアプリがあれば、終活に取り組めそう」という方の参考になると幸いです。
エンディングノートのアプリを活用するメリット3選
エンディングノートは、書店や文具店・インターネットショップなどで、さまざまなタイプが販売されています。
また、パソコンがあれば数多くのサイトから、無料でダウンロードすることも可能です。
しかし、普段から使い慣れている「スマートフォンアプリ」でエンディングノートを書くことができれば便利ですし、効率良く進められるはず。
スマホアプリを活用するメリットには、どのようなことがあるのでしょうか。
- 無料で始められる
- いつでも手軽に編集できる
- 劣化することがない
ひとつずつ確認していきましょう。
無料で始められる
エンディングノートをスマホアプリを使って書くメリットは、無料で始められる点です。
エンディングノートは数多くの場所で販売されていますが、金額はさまざまで、高価なものだと「数万円」するものもあります。
平均金額は、2,000円〜3,000円のものが多くなっていますが「続けられるか不安」「プレッシャーになる」という方も。
スマホアプリであれば、無料で利用できるものも多く、ハードルも低くなるはずです。
いつでも手軽に編集できる
メリットの2つ目は、いつでも手軽に編集できること。
2024年現在、スマホ普及率は驚異の「97%」となっています。
高齢者の方も、スマホを使いこなせる人が多いですよね。
普段から使い慣れているスマートフォンであれば、いつでも手軽にアプリを開き、思い付いたことを書き留めておくことができます。
また、削除や編集も簡単に行えるのも嬉しいですね。
劣化することがない
アプリのエンディングノートは、劣化の心配がありません。
紙のエンディングノートの場合は、一度完成させた後、長い間放置してしまう可能性もあります。
その期間に、日に焼けてしまったり文字がかすれてしまったりする場合も。
いざという時に、劣化していて読めなくなっているというケースも考えられます。
その点、アプリのエンディングノートであれば、何年経っても同じ状態のまま保管できるでしょう。
エンディングノートのアプリを活用するデメリット
アプリでエンディングノートを書く場合、注意しなければならないデメリットもあります。
- 端末の故障でデータが破損する恐れもある
- アプリ(サービス)が終了する可能性もある
- 広告表示が面倒に感じることもある
順番に見ていきましょう。
端末の故障でデータが破損する恐れもある
1つ目のデメリットは、端末が故障してしまったときにデータが破損する恐れもあることです。
例えば、スマホを落として壊してしまったり水没させてしまったりすると、アプリのデータもすべて消えてしまいます。
また、スマホを紛失する可能性もゼロではありませんよね。
このような場合、少しずつ書き溜めていたエンディングノートのデータが、白紙に戻ってしまいます。
日頃から定期的にバックアップを取るなどの対策を行うようにしましょう。
アプリ(サービス)が終了する可能性もある
アプリのサービスが突然終了したり、運営会社が倒産したりする可能性もあるため注意しなければなりません。
アプリが突然終了してしまった場合、端末の故障と同じように「データがすべて消える」ことを覚えておきましょう。
万が一の事態に備えて、複数のアプリでエンディングノートを作成するのがおすすめです。
また、自宅にあるノートなどに、自分の気持ちや家族へのメッセージの一部を書き留めておくと良いでしょう。
広告表示が面倒に感じることもある
エンディングノートのアプリに限ったことではありませんが、無料で利用できるスマホアプリの場合、広告表示が面倒に感じることもあります。
せっかく書きたいことが思い浮かんでスマホをアプリに書き込もうと思ったときに、まず広告を見なければ書くことができないというケースも。
広告を閲覧している間に、内容を忘れてしまうかもしれません。
また、文字を打ち込んでいる際に、誤って広告をクリックしてしまう場合もあります。
広告をなくすためには、有料プランに入るなどの対応を余儀なくされるため、面倒に感じることもあるでしょう。
エンディングノートにおすすめのスマホアプリ3選
それでは、スマホでエンディングノートを作成したい方におすすめのアプリを3つ紹介していきます。
- わが家ノート
- familist(ファミリスト)
- わたしの未来ー終活準備ノート
ひとつずつ解説していきます。
わが家ノート
わが家ノートは、三菱UFJ信託銀行が運営している終活サービスです。
android・iPhoneどちらでも利用できるためおすすめ。
財産情報や介護・葬儀の希望、家族に残したいメッセージなど、さまざまな機能を無料で使うことができます。
スマホ操作が苦手な方であれば、写真や音声での記録も可能。
例えば、アプリ内で通帳を撮影すると、必要項目に自動で入力されるので便利です。
家族へ共有するタイミングも「今すぐ」「認知症診断後」「死亡後」から自由に選択できます。
いつでも手軽に修正・加筆できる点も嬉しいですね。
わが家ノート:iPhone はこちら/android はこちら
familist(ファミリスト)
familist(ファミリスト)は、幅広い年代の方が利用できるアプリです。
自分史はもちろん、家族との記録も残すことができます。
また、ペットの健康記録も行えるのがポイント。
iPhone・androidともに対応していますので、数多くの方が使える点も魅力のひとつ。
家族との共有もできますし、忘れがちな「SNSアカウント」の登録もできるのでぜひチェックしてみてくださいね。
familistのアプリ:iPhone はこちら/android はこちら
わたしの未来‐終活準備ノート
わたしの未来ー終活準備ノートは、遺された家族の負担が軽減できるアプリとして人気となっています。
完全無料で利用できるのが大きな魅力。iPhone・androidどちらでもダウンロード可能です。
エンディングノートに書き残しておきたい内容は、すべて盛り込まれていますので安心。
日記感覚で、スタンプを押す機能も搭載されていますので、文字を打ち込むのが苦手な方にもおすすめです。
歩数も表示されるため、毎日の健康管理にも役立つでしょう。
わたしの未来ー終活準備ノート:iPhone はこちら/androidはこちら
まとめ|エンディングノートにはスマホアプリの活用がおすすめ
本記事では、エンディングノートでスマホアプリを活用するメリット・デメリットやおすすめのサービス3選について詳しく解説してきました。
スマホアプリを使ったエンディングノートの作成は、非常に手軽で、終活を始めるハードルも低くなることがわかりましたね。
その一方、広告表示が面倒に感じたり、アプリのサービスが突然終了してしまったりする可能性も。
万が一の際に備えて、複数のアプリを使用するなどの対策を取るようにしましょう。
また、市役所では無料でエンディングノートの配布を行っているところもあります。
市役所から、無料でエンディングノートを入手する方法は、下記の記事で詳しくまとめています。
紙タイプのエンディングノートを無料で入手したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。以上、参考になると幸いです。